タンタンタン。コトコトコト
暗い暗い海の中。
深い深い森の奥。
遠い遠いあの向こう。
冷たい冷たい不幸の荒野。
置いていかれる。気づくのはいつも終わった後
***
―― で、売店にて特定のお守りを購入し、外から見えない所に所持。懐中電灯を左手にぶら下げ、満月以外の日の夜に行うこと……。月は――あぁ、私が死んだ日が、満月だったなぁ……
―― おーはーよーぉ! て言っても、下界は夜なんだけどねぇ
! お、おはようござ、こ、こんばんは、です
…… 降りる準備、しているのね
しなければならないことなので
ねぇ。私、生前のあなたを知っているんだよ?
……。さすがですね、神様は
あなたは、何も言わないのね
何か言ったら、変わりますか?
さぁ。それこそあなた次第よ
……出かけますので、これで失礼させて頂きます
ちゃーんと分かるからねぇ。私が合格って言うまで達成にはならないぞー
(エマはける)
……。ま、最初はこんなもんよね――
謹啓、ウー様の来訪と、つつしんで歳徳神に申し上げるとして、謹言
御苦労さまです。ウーちゃんが?
はい。御待ちにはなられないと思いますので、すぐに来られるかと……
(派手な音)
ウィーウィ。よぉ、久しぶりだな、クシ姫! 会いたかったか? 会いたかったぜ! 最愛の友よ
久しぶりね。会えて嬉しいわ。我が友よ。今度はどこへ行ってたのかしら?
ちょっとアイルランド方面にね。丘の様子を見てきたのさ。なーんにも無くなってたよ。お前は相も変わらず美しいな。かっさらってやりたくなるよ
相変わらず君もワイルドね。人妻なんて趣味が悪いわ
ウィ、ほんとに強情な女だなぁ。そんなお前も魅力的だがな
使い古された廃れ文句じゃ、私は何も感じないわよ?
ん、そりゃそーだな。手の届かぬ高嶺の花よ
ふふ、でも、会えて嬉しいのは本当よ?
感謝感激。感動のあまり耳を疑うよ。くく、ボクも会いたかったよ
(咳払い)
両人とも、その辺で
おーこわ。クシ姫、また今夜にでも
えぇ、待ってるわ
姫! ウー様も!
やーん。陽炎ちゃんが怒ったー
ところで、今そこでなーんかやたらドヨドヨした空気背負った子とすれ違ったんだけど……
あぁ、ちょっと訳ありっぽくてね。御遣いを頼んだのよ
っぽい? なんだ、ちゃんと話し聞いてないのか?
向こうがきちんと話さなかったのです。クシ姫に非はありません
ふーん……。そうだ姫、一つこの件は手伝ってやるよ。もちろんボランティアじゃないさ。取引だ。代わりに――(耳打ち)
それは…… まぁ、それもありかしら。うん、いいよ。いい商売するわね
?
***
暗い暗い海の中。
深い深い森の奥。
遠い遠いあの向こう。
冷たい冷たい不幸の荒野。
置いていかれる。気づくのはいつも終わった後
***
―― で、売店にて特定のお守りを購入し、外から見えない所に所持。懐中電灯を左手にぶら下げ、満月以外の日の夜に行うこと……。月は――あぁ、私が死んだ日が、満月だったなぁ……
―― おーはーよーぉ! て言っても、下界は夜なんだけどねぇ
! お、おはようござ、こ、こんばんは、です
…… 降りる準備、しているのね
しなければならないことなので
ねぇ。私、生前のあなたを知っているんだよ?
……。さすがですね、神様は
あなたは、何も言わないのね
何か言ったら、変わりますか?
さぁ。それこそあなた次第よ
……出かけますので、これで失礼させて頂きます
ちゃーんと分かるからねぇ。私が合格って言うまで達成にはならないぞー
(エマはける)
……。ま、最初はこんなもんよね――
謹啓、ウー様の来訪と、つつしんで歳徳神に申し上げるとして、謹言
御苦労さまです。ウーちゃんが?
はい。御待ちにはなられないと思いますので、すぐに来られるかと……
(派手な音)
ウィーウィ。よぉ、久しぶりだな、クシ姫! 会いたかったか? 会いたかったぜ! 最愛の友よ
久しぶりね。会えて嬉しいわ。我が友よ。今度はどこへ行ってたのかしら?
ちょっとアイルランド方面にね。丘の様子を見てきたのさ。なーんにも無くなってたよ。お前は相も変わらず美しいな。かっさらってやりたくなるよ
相変わらず君もワイルドね。人妻なんて趣味が悪いわ
ウィ、ほんとに強情な女だなぁ。そんなお前も魅力的だがな
使い古された廃れ文句じゃ、私は何も感じないわよ?
ん、そりゃそーだな。手の届かぬ高嶺の花よ
ふふ、でも、会えて嬉しいのは本当よ?
感謝感激。感動のあまり耳を疑うよ。くく、ボクも会いたかったよ
(咳払い)
両人とも、その辺で
おーこわ。クシ姫、また今夜にでも
えぇ、待ってるわ
姫! ウー様も!
やーん。陽炎ちゃんが怒ったー
ところで、今そこでなーんかやたらドヨドヨした空気背負った子とすれ違ったんだけど……
あぁ、ちょっと訳ありっぽくてね。御遣いを頼んだのよ
っぽい? なんだ、ちゃんと話し聞いてないのか?
向こうがきちんと話さなかったのです。クシ姫に非はありません
ふーん……。そうだ姫、一つこの件は手伝ってやるよ。もちろんボランティアじゃないさ。取引だ。代わりに――(耳打ち)
それは…… まぁ、それもありかしら。うん、いいよ。いい商売するわね
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SCREENPLAYについて
Author:秋花衣童
ここには自分が演劇用に書いた脚本を置いています。
まぁ、没ったからあげてるわけですが……
それでも感想なんか頂けると嬉しいですね(^_^;)
ここには自分が演劇用に書いた脚本を置いています。
まぁ、没ったからあげてるわけですが……
それでも感想なんか頂けると嬉しいですね(^_^;)