***
全員「タンタンタン。コトコトコト」
マリ エマ「置いて行かれた小さな子どもは泣くだろう」
マリ「大事なものの傍にいよう。大事なものを守るため」
マリ エマ「堕ちていた少女は泣いている」
エマ「ほしかったのは「普通」。伝えたかったのは「ありがとう」」
ウー クシ「怯えていた少年は泣かなかった」
ウー「普遍なんてありえない。変化なんてあたりまえ」
クシ マリ「一人ぼっちだった女の子は泣き切った」
クシ「孤独な栄光のゆらめくカゲロウ。彼女にとっての蜃気楼」
マリ「分かっていた。あの人は自分の幸せのために行動したのだと」
エマ「気づいていた。私は自分から進んで幸せを手放していたのだと」
ウー「知っていた。幸せはちゃんと存在するのだと」
クシ「感じていた。幸せは自分の力でなれるのだと」
全員「期待する。不幸じゃなくて憂鬱だから。まだ見ぬ次の駅を」
クシ マリ「タンタンタンタン」
エマ ウー「コトコトコトコト」
ウー「暗い暗い海の中。老いたコヨーテは」
エマ「深い深い森の奥。黒い天使は」
マリ「遠い遠いあの向こう。立ち上がる陽炎は」
クシ「冷たい冷たい不幸の荒野。顔を上げた神は」
全員「走る。走る。憂鬱だが、不幸ではない」
クシ「―― 結局、何があろうが私は唯知っていて、それだけの存在なのだろう。(一歩前に)それなのにいつまでも求める」
マリ「―― 結局、何があろうが自分は所詮カゲロウで、無力なのだろう。(一歩前に)それなのにいつまでも願う」
ウー「―― 結局、何があろうがボクは誰の何も分かってやることはできないだろう。(一歩前に)それなのにいつまでも望む」
エマ「―― 結局、何があろうが私は何も得られないだろう。(一歩前に)それなのにいつまでも欲する」
全員「―― どうか、大切なあの人が、幸せでありますように――」
***
クシ「広い、広い、天上のこの世界で、どうやら私は憂鬱なのですが――」
(クシ・ウーで交差)
ウー「坦々と続くは白紙未来」
エマ「線路なんてありません」
(エマ・マリで交差)
マリ「きっといつかは幸せ駅」
全員「鈍行憂鬱列車」
***
クシ マリ「タンタンタンタン」
クシ ウー「サソリの火が真っ赤に光る」
クシ エマ「コトコトコトコト」
全員「どうかこの次には誠の皆の幸いの為に(小さめに)」
(終わり)
全員「タンタンタン。コトコトコト」
マリ エマ「置いて行かれた小さな子どもは泣くだろう」
マリ「大事なものの傍にいよう。大事なものを守るため」
マリ エマ「堕ちていた少女は泣いている」
エマ「ほしかったのは「普通」。伝えたかったのは「ありがとう」」
ウー クシ「怯えていた少年は泣かなかった」
ウー「普遍なんてありえない。変化なんてあたりまえ」
クシ マリ「一人ぼっちだった女の子は泣き切った」
クシ「孤独な栄光のゆらめくカゲロウ。彼女にとっての蜃気楼」
マリ「分かっていた。あの人は自分の幸せのために行動したのだと」
エマ「気づいていた。私は自分から進んで幸せを手放していたのだと」
ウー「知っていた。幸せはちゃんと存在するのだと」
クシ「感じていた。幸せは自分の力でなれるのだと」
全員「期待する。不幸じゃなくて憂鬱だから。まだ見ぬ次の駅を」
クシ マリ「タンタンタンタン」
エマ ウー「コトコトコトコト」
ウー「暗い暗い海の中。老いたコヨーテは」
エマ「深い深い森の奥。黒い天使は」
マリ「遠い遠いあの向こう。立ち上がる陽炎は」
クシ「冷たい冷たい不幸の荒野。顔を上げた神は」
全員「走る。走る。憂鬱だが、不幸ではない」
クシ「―― 結局、何があろうが私は唯知っていて、それだけの存在なのだろう。(一歩前に)それなのにいつまでも求める」
マリ「―― 結局、何があろうが自分は所詮カゲロウで、無力なのだろう。(一歩前に)それなのにいつまでも願う」
ウー「―― 結局、何があろうがボクは誰の何も分かってやることはできないだろう。(一歩前に)それなのにいつまでも望む」
エマ「―― 結局、何があろうが私は何も得られないだろう。(一歩前に)それなのにいつまでも欲する」
全員「―― どうか、大切なあの人が、幸せでありますように――」
***
クシ「広い、広い、天上のこの世界で、どうやら私は憂鬱なのですが――」
(クシ・ウーで交差)
ウー「坦々と続くは白紙未来」
エマ「線路なんてありません」
(エマ・マリで交差)
マリ「きっといつかは幸せ駅」
全員「鈍行憂鬱列車」
***
クシ マリ「タンタンタンタン」
クシ ウー「サソリの火が真っ赤に光る」
クシ エマ「コトコトコトコト」
全員「どうかこの次には誠の皆の幸いの為に(小さめに)」
(終わり)
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SCREENPLAYについて
Author:秋花衣童
ここには自分が演劇用に書いた脚本を置いています。
まぁ、没ったからあげてるわけですが……
それでも感想なんか頂けると嬉しいですね(^_^;)
ここには自分が演劇用に書いた脚本を置いています。
まぁ、没ったからあげてるわけですが……
それでも感想なんか頂けると嬉しいですね(^_^;)